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2009
06

クレイモア 17巻 

もう11月ですよ!!
今年初めに立てた目標には全然到達できていないのですが、残り2ヶ月で挽回しよう、そうしよう~~♪♪

進行が遅いと思っていたクレイモアも17巻目です!
相変わらず物語がドコに向かっているのか何も解決できていないままですが、なぜか続きが気になるぅ~
毎月SQでチェックしているので単行本自体に新しい発見などはないのですが、味わい尽くしたと思っていてもまとめて読むと再発見があったりするものです。

17巻の感想です↓

さて。
これほど主人公に感情移入できない漫画も珍しい。
クレアはもともと感情を露にしないキャラではあったが、かつてはテレサやラキとの絡みなどの心理描写もあり、人となりを窺わせる場面もあったのだが。
クレイモア独特の妙に醒めた雰囲気からすると、この主人公でもそれはアリなのだが、読者としてはもっとドキドキしたいところだ。
しかし恋愛要素は皆無だしなー、心のない戦闘機械の幸せってナンだろ?
強くなること?敵を倒すこと?
戦闘や殺傷に対する恐怖や戸惑いなど微塵も見せず、目の前の敵を倒すこと→それはつまり自らの生存を最優先させること?
無為な殺生を繰り返すよりも、生き残るための戦いとするほうが、いくらか聞こえはいいし共感もできる。
読者としてクレイモアのどこを楽しむのか七面倒くさい理屈を考えるよりも、ハブとマングースの戦いを眺めるような、ローマのコロッセオでの戦闘士の戦いを高みから見下ろすような、そんな読み方をするのが正しいのかもしれない。
そうだ。クレイモアは「筋肉マン」や「ドラゴンボール」と同じなのだ!
戦闘ものにありがちの敵がどんどん強くなっていくパワーインフレとでも言うべきパターンに陥りつつも、クレアの敵(?)は敵同士で潰しあっているのでクレアの活躍の場は今のところ、ない。
てか、敵(?)が強すぎるので、クレアはまともに戦えないだろう。
なんせ相手は化け物ばかり・・・怪獣同士で戦ってくれ!ゴジラVSキングギドラに人間の出る幕はなかろう。

さて、17巻では、ついに深淵なる者リフルが組織に追い詰められていく。
イースレイが破綻した行動原理の持ち主であったことに対して、リフルは自分の希求と我がまま、やりたい事がハッキリしていている。これは小気味よい。
先走るけど、今月号のSQは良かったよー!!
自分の弱さを受け止めきれない。そんなリフルが好きだ!!安い犬死にで終わるな!!

で、SQではいよいよプリシラが!?
満を持して動き出すようだ・・・??
これは目が離せない。

一番分からないのは「組織」ってヤツだ。
今のところ、仲介人と数人の謎の人物が思わせぶりに登場しただけでその内部は全く謎。
治安維持や利権保護の目的がありそうだが、殺人兵器を完全にコントロールできていないあたり組織としてはお粗末。
謎の組織は政治支配の求めが強いわけでもなさそうだし、リアリティという点からもどうも世界観に溶け込めてない気がする。
しかし組織の動機が不明のままであれば、今後どのような禁じ手を繰り出してくるのか予想もつかず、ストーリー進行上、いざという時の保険のような役割も果たすのかもしれない。